<政治とカネをめぐる問題>                          


 2、(1) 今国会で余りにも特徴的なことは、国会冒頭をはなばなしく色彩った人た

  ちが、次々と表舞台から去っていったことであろう。それにしてもマスコミ報道の変

  化の激しさ、落差を感じざるを得ない。本国会で離党、辞職に追い込まれた議員

  の数は5人に上る。そうしたことから今国会のはからざるテーマの一つが、政治と

  カネ、政と官の関係となったことも故無しとしない。
 政治とカネをめぐる問題に対

  しては、相次ぐ政治とカネをめぐる不祥事が続いたこともあり、国会議員自らを律

  するために議員歳費の1割カットが実施されたほか、あっせん利得処罰法が強化

  され、また、官製談合防止法が制定された。また、問題の発端ともなった、秘書給

  与の問題については、秘書給与制度の見直しが必要だと思われる。いずれにせよ

  、政治は国民の信頼があってはじめて成り立つ。国民の政治への信頼を回復する

  ためには、さらなる政治倫理の確立が必要である。政治が国民の期待に応えられ

  るよう、自らを律し、速やかに国民の信頼を取り戻し、国民が必要とする政治に本

  格的に取り組む態勢を早急に取るべきである。        
 


 (2) 一方、今回改正されたあっせん利得処罰法は、国民の政治不信を重大に受

  け止めて、一昨年制定されたものであるが、選挙で選ばれて公職にあるものが、

  公務員に正当な職務上の行為をさせるようあっせんして処罰されるという、政治

  倫理法制として世界に類例を見ない先進的な法制である。そうした法制をとらなく

  てはならない我が国の政治の現状も猛省すべきところがあるが、国民の声を政府

  や施策に反映させるため公務員に働きかけることは、政治の本来的な活動の一

  つであり、また、行政が国民のニーズに沿ったものとなるよう働きかけることは重

  要な政治の役割であることも忘れてはならないと思う(別添政治倫理の確立及び

  公職選挙法改正に関する特別委員会会議録参照)。

   なお、私個人についていえば、これまで一度も政治資金パーティーを持ったこと

  もないし、積極的な資金集めもせずに代議士生活2年間を経過した。毎朝夕、ホ

  ンダアコード旧型を自ら駆って宿舎と国会・党本部とを往復し、また選挙区とを往

  き来する、永田町でも最も清貧な政治家である。東京での政治活動には多くの資

  金が必要とは思われないが、問題は選挙区での冠婚葬祭に係る経費であり、選

  挙区での秘書の人件費などである。今回遅ればせながらインターネットによる浄財

  調達を試みた次第である。こうした問題については、また報告したい。