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1、 ポートステートコントロール(PSC)に関する欧州及び北大西洋地域の協力組織であるパリMOUとアジア太平洋地域における協力組織である東京MOUの加盟当局が、PSCに関する両地域間の連携の強化を図るため合同閣僚会議として開催されたものであり、加盟38カ国のほかIMO、カリブ海MOUなどの国際海事機関が参加した。 2、 前回会合において強力なPSC政策協調を図るため、地域間の連携を強化しサブ・スタンダード船を排除する旨の閣僚宣言を採択したにもかかわらず、依然サブ・スタンダード船による海難が少なからず発生し、人命の喪失、海洋汚染といった深刻な問題を起こしていることからさらなる政策協調を図るため今回会合が開かれたものである。 3、 11月1日夕、成田を立ち、バンクーバーに向かった。会議は11月2日、3日の両日バンクーバーで開かれた。11月2日、各国閣僚によるステートメントがあり、私は日本政府を代表し英語でステートメントを行った。発言の骨旨は次のとおり。多くの物資の輸出入を海上輸送に依存する我が国にとって、海上における安全、保安の確保及び海洋環境の保護は至上の命題であり、これを脅かすサブ・スタンダード船の排除に向け協調行動をとることに全面賛同する。サブ・スタンダード船に対しては、IMOにおいてSOLAS条約、MARPOL条約、STCW条約等の海上安全の強化、海洋汚染防止のための各種条約が策定され、着実な進展が見られているところであるが、サブ・スタンダード船の排除に向けさらなる措置が必要である。日本としては、@IMO旗国監査制度の実施、Aターゲッティング検査方式の推進 B域内での研修訓練プログラムの継続・強化などを推進してきているが、これらの措置を効果的に実施するためには海事分野のあらゆる関係者が共通の認識をもってサブ・スタンダード船排除に向けて協力しともに活動することが必要である。 4、 会議は11月3日、サブ・スタンダード船の排除に向けた閣僚宣言を採択し、終了した。また、レセプション等において、韓国海洋水産部長官張丞玗氏、中華人民共和国交通部徐祖 氏との間で日中韓3国が今後、ポートスチールコントロールについて協調体制を強化していくことを約した。 |